季節感がなくなってきたと言われて久しいのですが、ただいま身に染みて体験中。なんと、我が家の朝顔、10月を過ぎてから咲き始めました。
たしか、小学生の時には1学期に種うえして、夏休みには家に持って帰って気がするのですが、あれ、違いましたっけ?あれって、夏の花ですよね?苦笑 なんで、日中13度ぐらいにしかならない10月に咲き始めますかね?
そして、昨日は再び開拓地に出かけていたのですが(あ~いつ家が建つんでしょ、ここに)、、まだまだキイチゴがあることに呆然。いえ、呆然とするだけじゃなくて、ちゃんと詰んで家に持ち帰りまして、ジャム2瓶つくりました。
あれ?このキイチゴももうシーズン終わっているはずなのに、どうしたのかしら。
と、まぁ、想定外なことが続いているのですが、想定外じゃなかったのは、コロナさん。
ポーランド、明日から再び国中に規制が入ります。街の中を歩くときも、マスク着用が義務となります。レストランや劇場などもさらに厳しい入場制限がかかります。どこまで本当かわかりませんが、感染者数が毎日凄い数で更新中。
ただ、それと同じぐらいコロナを信じていない人の数も更新中?というかんじで、コロナが本当に伝染力の強いウィルスだったら、この国の場合は自助努力という方針では無理でしょうね。
さらに今年はインフルエンザの予防接種も、ワクチンが足りないと騒いでいるので、インフルエンザにかかる人もこれからぐっと増えてくるでしょう。(私は一度もワクチンをうったことがありませんが、免疫力が強い、というより文化的な人込みに出る生活をしていないのでかかったことがありません。エヘン!)
私の文化的な生活のメインは読書です。
ということで、先日読み終わった本はこちら。
「泉鏡花の短編集」
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個人的には「竜潭団」が一番おもしろかったかな。
ぼ~と、読んでいると内容が右から左へ、というか「ん?ん?なんだって?」という状態が続き、ページを何度も戻る羽目になるのですが、真剣に読むと、これはこれで「ん?なんですって?そんなばかな?」と、ページは戻らなくても、頭の中で?が飛び交い、読むスピードがぐっと落ちる彼の作品。内容も怪奇な彼ですが、文体もなかなかなかなか手ごわい本でした。
そしてもう一冊。
「狐と韃」
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日本最古の説話集「日本霊異記」をベースに読みやすく書き上げられたもので、ということは元をたどれば1000年以上前の話ということなのですが、こちらは別の意味で「なんですって?!」という話。
人間の本質を考えるような哲学的な内容から、言葉の意味をほどくと、「それはあなた、成人オンリーの話と注意書き要りませんか?」と聞きたくなるような内容もあり、読んでいて思わず周りに人がいないかを確認してしまいました。(が、この日本語レベルの文体を理解する人は我が家には他にいなかった 爆)
昔に書かれた話をここまで色を損なわずに現代語で読むことができて、これはなかなかよい買い物をしました。
読みやすさで言えば、断然「狐と韃」ですね。秋の夕べに是非どうぞ。