"群衆の英知"素人投資家がプロに勝つための唯一無二の情報戦術


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 CONTENTS

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"群衆の英知"素人投資家がプロに勝つための唯一無二の情報戦術

 

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超予測者

2011年、アメリカの情報先端研究計画局【IARPA】は200人ほどの素人に地政学的出来事を予測させ、その予測の『平均』をインテリジェンス・コミュニティ【IC】(CIA等アメリカの16の情報機関の総称)の予測と比較するという実験を行いました。

 

ICには約2万人の情報分析官が在籍し、年間500億ドル以上が予算として投じられています。

 

国家機密の極秘情報を含む大量の情報源を持つICに対し、素人集団はどこまで健闘できたのでしょうか?

 

心理学者のフィリップ・E・テトロックは著書『超予測力』の中で次のように語っています。

 

IARPAのおかげで、今では数百人の素人と単純な数式によって、数十億ドルの予算に支えられたプロ集団と互角に戦えるだけでなく、勝利できることが明らかになった。

 

この実験では、参加者にテストとして予めいくつか予測をしてもらい、成績が良かった上位20%を『超予測者』と称し、超予測者の予測を加重平均するという手法が採用されました。

 

つまり、予測を高確率で的中させることができる人間が存在しているということです。

しかし、残念ながら私たちが超予測者になれる確率は大きく見積もっても1%程度でしょう。

 

超予測者の大半は、多くの学問に通じていて、何カ国もの言語で会話ができ、数学や物理学等の難しい分野で博士号を持っているような人だったのです。

 

でも大丈夫です!

私たちは『超予測者』になることはできなくても、予測の精度を格段に高めることができる方法があるので、当記事では、この方法について述べていきます。

 

予測の精度を高め、勝ち組投資家を目指しましょう!

 

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群衆の英知

賞金が掛かっているクイズ番組では、『会場の観客や視聴者から答えを集める』という救済措置を使うことができるものがたまにあります。

 

そしてこの救済措置の集計結果から、もっとも多くの人が「この答えが正しい」と思った選択肢は高確率で実際に正解してしまうのです。

 

この不思議な現象は統計学用語で

群衆の英知と呼ばれています。

 

このメカニズムは意外と単純です。

 

4択の問題では、基本的に知識のない人の答えはそれぞれに25%ずつ分散されます。

 

でも中にはその分野に詳しく、正解を知っている人もいて、その人たちの答えは正解の選択肢に集中していきます。

 

結果、集中的に多くの人が選んだ選択肢は正しくなる確率が高くなるのです。

 

群衆の英知は、答えが決まっているようなクイズだけに効果を発揮するものではありません。

 

上述のIARPAの実験では、予測困難な地政学的問題や、原油価格、金融市場の変数の動きなどを予測問題の対象にしていました

 

そして、IARPAが集めた素人集団の"群衆の英知"は、その道のプロの予測を見事打ち負かしたのです。

 

"群衆の英知"を投資に活かすことができれば、私たちの投資成績もきっと向上することでしょう!

 

ここからは、"群衆の英知"を投資で活かすためのポイントを挙げていきます。

 

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"群衆の英知"を株式投資に応用する。

「よし!片っ端から予測をかき集めて、平均をとろう!」

残念ながらそれでは予測の精度は大きく変わることはないでしょう。

 

私たちが資産運用で"群衆の英知"を有効に使うには、IARPAと同じやり方で予測の平均を算出しなければなりません。

 

IARPAの実験参加者は、ウェブサイトを見るや「数年間難しい地政学的問題について予測し続けたい!」「報酬は少額の商品券であっても構わない!」そんな考えで実験に参加したのです。

 

どう考えても普通の人たちでないことは察しがつくと思います。

 

フィリップ・E・テトロックが彼らの知能指数を調べたところ、彼らのほぼ全員がアメリカ国民の70%以上のIQを有していたことがわかったのです。

 

そして、その上位20%に君臨する超予測者の予測を加重平均しています。

 

また、実験参加者には自身の予測を「可能性が高い」とか「そうなるだろう」といった曖昧な表現をしないよう、「○%の確率でそうなる」といった感じで明確に確率を示すことがルール付けされていたのです。

 

私たちが"群衆の英知"を利用するためには、大勢を上回るIQをもち、且つ、明確に確率を示した予測を立てている予測者を最低でも数十人探し出す必要があるのです!

 

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予測者を選別する。

『レバノンの知識人』ナシーム・ニコラス・タレブは言いました。

 

他人に意見、アドバイスを求めてはいけない。単に、ポートフォリオに何があるか(またはないか)を訪ねればいい。

 

いったい、どれだけの予測者が自分の立てた予測に確率を添えているでしょうか?

私は普段から多くの予測に目を通すようにしていますが…明確に確率を示している予測者を未だかつて見たことがありません。

 

私たちが確率を示さないのは、確率を示したところでなにも良いことがないからです。

 

後で確率通りに予測が当たっているか調べられても困るし…

『63%』なんて確率を提示しても、インパクト無いですからね…。

 

それでも、一つだけ、予測者が嘘をつけないものがあります。

それがその人のポートフォリオです。

 

ポートフォリオを見れば、その人が今後の見通しについて何を強く信じているかがわかります。

 

例えばビットコイン。

最近はビットコイン投資家が増えましたが…そのほとんどの人に共通しているのが『ビットコイン』をポートフォリオの小さな構成比に留めているということです。

 

まるで『宝くじ』でも買っているかのようなスタンスですね。

 

一方、

自分の立てた仮説に自信のある投資家は、その仮説に基づいた銘柄がポートフォリオの大部分を占めています。

 

『伝説的投資家』ウォーレン・バフェットは、このことについて次のように語っています。

 

自分の純資産の10%を注ぎ込む勇気と確信が持てないなら、その銘柄に投資すべきではない。

 

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 予測者の基準は『自分より賢いか!?』

予測の確率をポートフォリオから判断するのであれば、あとは『頭のいい人をどうやって見つけるか?』という問題です。

 

実は、日本人のIQは世界的に見ても高いことが知られています。

 

日本人投資家は頭がいい人が多いので、『レンジ』や『逆相関』といった言葉が大好きです。

そのため、物事を論理的に考える投資家は、しばしば『ユーロ』と『ポーランド・ズロチ』を同じものだと勘違いしたりします。

 

この恵まれた国で、最適な『予測者ポートフォリオ』を見つける方法はとても簡単です。

 

『自分より"賢い人"』を基準に予測者を絞り込めばいいのです!

 

ただ…はっきり言ってこの行動はあまり気持ちのいいものではありません。

自分より賢い人ばかりみていると、どんどん自分が無能に思えてくるからです。

 

しかし、苦か楽かを選ぶなら、『苦』を選んだ方が成長できるというのは概ね正しいことだと思います。

 

ウォーレン・バフェットもこう言っています。

 

自分よりすぐれた人間と付き合ったほうがいいというのを学んだ。そうすれば、こっちもちょっぴり向上する。

 

最後に、全体の予測を加重平均する超予測者を見つけます。

私は世界的投資家について調べたり、知識人の本を読んで、彼らの予測に多少の重みづけをします。

 

私が世界的投資家について調べる時は、以下の2つのサイトを主にチェックしています。

 

https://www.financialpointer.com/jp/

世界的投資家の発言を基に記事を書いてくれています。毎日チェックです!

https://finbox.com

世界的投資家のポートフォリオがわかります。気になった投資家のポートフォリオをチェックしてみましょう!

 

現状(2021.3.10)は、『新興国株式』『投資適格社債』に投資する動きが目立ちますね!!

 

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トンボの目

トンボの目は複眼と言って、あの大きな目は何万個もの小さな目が集まってできています。

小さな目の一つ一つが別々の視野を持ち、違う領域をカバーします。

 

何万個もの視点から得られた情報が脳内で合成されることによって、トンボは全方位を同時に、的確かつ鮮明に見ることができます。

 

この優れた視野を持つからこそ、トンボは高速で飛行する小さな虫を捕まえることができるのです。

 

私たちに必要なのは、この『トンボの目』です。

しかし、残念ながら、私たちの脳には、たった二つの目で見た『鼻先越しの視点』しか入ってこないのです。

 

これが個人が投資で勝ち続けることが難しい理由なのです。

フィリップ・E・テトロックは次のように述べています。

 

個人の予測が的中するのは、たいてい当人の能力というより運のおかげである。…実験を何度か繰り返せば、これがはっきりする。実験をするたびに、常に集団的判断よりも正確な判断をする個人はいるが、毎回その顔ぶれは違う。集合知を常に上回れるような能力の持ち主はまずいない。

 

信じたくはないですが、これが現実です。

 

『賢明なる投資家』ハワード・マークスもこう言っています。

 

一人でより、グループで効率よく取り組んだほうが良い成果が得られる。

 

投資は個人プレーの競技だと思われていますが…実は団体種目だったようですね!

 

確かに、他人の予測を鵜呑みすることは失敗の原因にもなりかねます。

でも、自分で独自の予測を立てようとすることはもっと危険なことなんです!

 

一人の予測者に囚われるのではなく、多くの予測を比較して統合する

積極的に対立する予測に目を通すことで、きっと私たちの判断力も向上していくことでしょう!

 

私は今後も、自分より賢く、かつ、ポートフォリオを公開している人から、できるだけ多くの予測を集め、群衆の英知(トンボの目)で市場に挑んでいきます。

 

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 現在は、『コモディティ市場の長期強気相場突入』『QEによる現金の価値低下』『東側諸国への資金流入』といった予測を基にポートフォリオを編成しています。

 

私の見通しに間違っている証拠があれば、ぜひ指摘して頂けたら嬉しいです。

私はその意見を考慮し、ポートフォリオのリバランスを行います。

 

皆さんのポートフォリオには何が入っていますか?

 

以上です。

投資家の皆様の健闘を祈ります!

(`・ω・´)ゞ

 

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まとめ

●大勢よりも頭が良く、自身の立てた予測に確率を明確に示している投資家の予測を数多く合成することによって、予測の的中率を高めることができる。

●個人の予測が的中することもあるが、統計的に見て、群衆の英知を上回る的中率を記録し続けるのは困難である。

●他人に意見やアドバイスを求めてはいけない。ポートフォリオに何が入っているかだけ確認しよう!

●自分よりも優れた人と付き合うことで、自分自身もちょっぴり向上する。

●一人で市場を相手にするには明らかに限界がある。予測者ポートフォリオを編成し、トンボの目を手に入れよう!

参考書籍

超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条 (早川書房)

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識 (日本経済新聞出版)

 

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