自然界のルールを応用すれば、株式投資はうまくいく!


スポンサーリンク

 Contents

f:id:mixar:20201208234845p:plain

自然界のルールを応用すれば、株式投資はうまくいく!

 

f:id:mixar:20201208235952p:plain

反脆弱性

自然界にあるものは次の3つのうち、どれかの性質を備えています。

『脆弱性』『頑健性』そしてもう一つです。

 

皆さんは『脆い』の反対の意味をもつ言葉を知っているでしょうか?

 

世界にはたくさんの言語が存在しているにもかかわらず…実は、どの言語においても『脆い』の反対の意味をもつ単語は存在しないそうです。

 

不確実性科学の第一人者であるナシーム・タレブは、『脆い』のちょうど逆にあたるものを『反脆いもの』と呼び、このような性質を

反脆弱性と名づけました。

 

ところで…この3つの違いはなんでしょうか?

 

『脆いもの』は大事に扱わないと壊れやすいもの…

つまり『よくても』無傷です。

『頑健なもの』は乱暴に扱っても壊れないもの…

『よくても悪くても』無傷です。

そして、

『反脆いもの』は、ある状況下で状態が良くなるもの

言い換えると『悪くても』無傷なものです。

 

ナシーム・タレブは言います。

 

反脆さは耐久力や頑健さを超越する。耐久力のあるものは、衝撃に耐え、現状をキープする。だが、反脆いものは衝撃を糧にする。この性質は、進化、文化、思想、革命、政治体制、技術的イノベーション、文化的・経済的な繁栄、企業の生存…(中略)など、時とともに変化しつづけてきたどんなものにでも当てはまる。地球上の種のひとつとしての人間の存在さえ同じだ。そして、人間の身体のような生きているもの、有機的なもの、複合的なものとの違いは、反脆さがあるかどうかなのだ。

 

この3つをいくつかの例で分別してみます。

 

人間関係においては、

『脆い→友情』『頑健→親類関係』

『反脆い→愛情』

 

金融においては、

『脆い→債務』『頑健→自己資本』

『反脆い→ベンチャー・キャピタル』

 

知識においては、

『脆い→学問』『頑健→専門知識』

『反脆い→博識』

こんな感じです。

 

反脆弱性を利用すれば、私たちの投資も、そして人生も!

きっとうまくいくことでしょう。

 

そこで今回は私たち投資家がこの『反脆弱性』をどのように活用すればいいのかについて述べていきたいと思います。

 

自然界のルールを知り、大富豪へ向けた第一歩を踏み出しましょう☆彡

 

f:id:mixar:20201209001058p:plain

心的外傷後成長

人間には元から、ストレスや不測のトラブルに見舞われて傷付いた精神を自己修復し強化する性質が備わっているそうです。

 

『ストレスは人間にとって有害』という考えから生まれた心的外傷後ストレス障害とは正反対の意味をもつこの現象を心理学者は

心的外傷後成長と呼びました。

 

ストレスが良いものと主張する心理学者は少数派ですが、私はこれを主張する有名な心理学者にスタンフォード大学のケリー・マクゴニガルを思い浮かべます。

 

ストレスは、モチベーションと活力を与えます。ストレスには、人と人とのつながりを深める働きもあります。私たちの意志を試し、力を伸ばす手助けをしてくれます。そうやって私たちは学び、成長するのです。

 

ケリー・マクゴニガルは全てのストレスにはプラスの作用があり、いいように捉えればストレスを糧に成長できると考えました。

 

これに対して私個人としては非常に懐疑的です。

 

だって、考え方一つでいかなるストレスをも糧にできるのであれば、私の読んできた大量の自己啓発本も少しは役に立っていなければいけないからです。

 

誰もがストレスに耐えられる精神を持ち合わせているわけではありません。

ストレスには避けるべきストレスと、受け入れるべきストレスが存在するのです。

 

『スイスの知の巨人』ロルフ・ドベリは『避けるべきストレス』について次のものを挙げています。

 

私たちの『幸せを大きく損なうものは何か』あるいは『よい人生をおびやかすものは何か』と考えると、その要因はきわめて具体的に挙げることができる。アルコール依存、麻薬、慢性的なストレス、騒音、長い通勤時間、嫌な仕事、失業、不安定な結婚生活、自分への過度な期待、貧困、借金や経済的依存、孤独、愚痴っぽい人たちとの付き合い、周りの評価を気にしすぎること、他人と常に比較されること、被害者意識、自己憎悪、慢性的な睡眠不足、怒りや嫉妬。…こういうものが人を幸せにしないことは、自分自身の経験を通して、あるいは友人や隣人を見ていれば明らかだからだ。

 

つまり、長期にわたって継続されるストレスは避けたほうがいいということです。

そして、単発的なストレスは人の精神を強化するのに役立つのです。

 

実は、多くの人が悩んでいる『加齢』と『老化』はまったく別物であるということがわかっています。

 

『加齢』は年を重ねることに伴うものであり防ぎようがありませんが、『老化』は防ぐことができるのです。

 

近年の研究では『老化』はストレス不足が原因であり、単発的なストレスに晒されることで、老化の進行を遅らせることができると言われているのです。

 

で・・・

こんな話がどうして投資に関係するのか?

実はこの事実を知ることが、反脆弱性を投資に取り入れるためにとても大切なことだからです。

 

ここからこの関係性と経済の仕組みについて見ていきます。

 

f:id:mixar:20201209002333p:plain

市場のクリーンアップ現象

葉っぱの葉脈は枝のように見え、枝は木のように見えます。

岩は山のように見え、山を上空から見ると岩のように凸凹しています。

 

自然界において、同じパターンがさまざまに異なる尺度で繰り返し現れるこのような性質を数学者は

フラクタル性と呼びました。

 

雲は遠くから見てもモコモコしていますし、近くに寄ってもやっぱりモコモコしています。

 

では、経済はどうでしょうか?

市場は企業の集合体であり、企業は人間の集合体です。

 

つまり、人間のもつ性質は企業にも当てはまるものがあり、企業のもつ性質は市場全体にも当てはまる…

 

強い人間はストレスを糧に成長し、一部の企業は危機を乗り越え成長します。

 

市場平均株価は、何年かに一度暴落が起こります。

この値動きは、弱いプレーヤーを追い出すために発生していると考えられており、金融関係者はこれを

クリーンアップ(浄化)と呼んでいます。

 

クリーンアップによって、弱い投資家を退場させ、生き残った強い投資家がさらに市場を押し上げるのです。

 

では、ストレスを無理やり抑え込んでしまうとどうなるでしょうか?

 

人間はストレスが無いと、人生に意義を感じることができなくなりますし、(飲酒などして)無理に抑え込もうとするとかえってストレスが増えてしまうことがわかっています。

 

政府がトラブルに陥った企業を救済すると、企業は政府をあてにし、対策を講じようとしなくなります。

 

中銀が市場を支えようとすると、愚かな投資家が借金をして無謀な取引を始めます。

その結果、クリーンアップもより大きなものになってしまうのです! 

 

『天才投資家』チャーリー・マンガーもこんなことを言っています。

 

めったに起こらない困難に耐えることは、決して静まることのない苦悩の海を渡るよりもずっと容易である。

 

伝説的投資家ウォーレン・バフェットの保有する銘柄は危機後、一株利益(EPS)が大きく成長することで知られています。

 

バフェットは、危機後も生き残り、危機で潰れた会社の売り上げを吸収し、より強くなるような会社に投資しているのです。

 

まさに反脆い会社ですね。

 

ウォーレン・バフェットは言います。

 

優良企業が異常な環境下に置かれ、株価の鑑定ミスが引き起こされたとき、すばらしい投資機会が訪れる。

 

f:id:mixar:20201209003843p:plain

 リスクを恐れず行動するには?

ナシーム・タレブは、自然界のもつ『フラクタル性』を、人生におけるさまざまなものに応用できるのではないか?と考えました。

そこから生まれた発想が

バーベル戦略です。

 

失敗による単発的なトラブルを乗り越えることで私たち人間はより強く、より賢く成長することができます。

 

では、どうすれば私たちは、失敗を恐れずに挑戦できるようになるのでしょうか?

 

一つの方法はとても単純で、

危機的状況に身を置くことです。

 

私たちは危機的状況下において、潜在的な力を発揮できることは広く知られていることと思います。

 

実践主義が主だった古代の思想家が遺した、

"洗練は飢えから生まれる"ということわざの通り、

危機に瀕した人間は、リスクを恐れず挑戦できるようになるようですね。

 

これは企業にも当てはまることで、危機に直面している企業はまさに『背水の陣』で危機的状況を打破しようと試みます。

 

名投資家ジョージ・ソロスはこんな名言を遺しています。

 

状況が悪くなればなるほど、ひっくり返すのは簡単になり、儲けも大きくなる。

 

 しかし、危機的状況を乗り越え、さらなる高みに成長できる企業は少なく、おそらく95%の企業はそのまま倒産してしまうことでしょう。

人間もまた然りです。

 

そこでナシーム・タレブが導き出した結論が『安全地帯を拠点に、少しだけ危険地帯を探索する』という方法です。

 

『金持ちはより金持ちになりやすい傾向』にあるのはなぜでしょうか?

それは、金持ちは社会的身分を保ちつつ、いろんなことに挑戦できる環境に身を置いているからです。

 

『失敗しても困窮することはありえない』こういった状況下に身を置くことを心理学者は

過剰保証の状態と呼びました。

 

『過剰保証の状態』に身を置いているのは、実は金持ちだけではありません。

私たちのような普通の会社員も、(規模は違いますが…)彼らと同じような環境下に属していると言えるのです。

 

f:id:mixar:20201209004824p:plain

バーベルとパレード 

『バーベル』とは、スポーツジムで体を鍛えるためにある、一本の棒の左右に円盤型の重りを付け、固定したスポーツ器具のことを指します。

 

バーベル戦略はこの器具のように、一方を頑健性に、もう一方を反脆弱性にさらす戦略で、そこには中途半端な"中間"という概念はありません。

 

f:id:mixar:20201203231344p:plain

上図のように、バーベル戦略では大部分を頑健性の中に留め、ほんの少しだけリスクに身をさらします。

 

この考え方は経済学者ヴィルフレド・パレードが発見した

パレードの法則から由来しています。

 

『80:20の法則』として知られるこの法則は、経済活動において全体の利益は、全体を構成する一部の要素が生み出しているという理論です。

 

『80:20』という比率はただの例えであり、

べつに『75:25』でも『99:1』でもOKです。

 

バーベル戦略は私たちの生活のさまざまなところに取り入れることができます。

 

私たち会社員は、毎月安定した収入が入ってくる頑健な環境に身を置いているので、この環境下で『失敗しても破滅しない程度のリスク』をとっていろんなビジネスに挑戦できます。

まさにバーベル戦略です。

 

お酒をやめたいのであれば、スパッとやめるよりも週3~4日『禁酒DAY』を設けたほうが体に良いとナシーム・タレブは言います。

バーベル戦略です。

 

燃費の悪い高級車を所有するために、日々の通勤はスクーターで我慢する。

これもバーベル戦略です。

 

90%を安全資産に、10%を危機的状況に瀕した会社またはベンチャー企業に投資すれば、投資におけるバーベル戦略の出来上がりです。

 

ナシーム・タレブは言います。

 

中間の部分には手を加えずに、両極端の要素を組み合わせる二重戦略なら、どんなものでもバーベル戦略になりうる。この戦略を取ると、必ずよい意味で非対称性が生まれる。

 

f:id:mixar:20201209011650p:plain

反脆い企業に投資する

投資では『脆い』会社を避け、『反脆い』会社に投資することが富を築く大前提となります。

 

例えば、アニメ・ゲームは不況時に反脆いことがわかっています。

 

心理学の研究では、

①不況になる。

②自分に自信が持てなくなる。

③他人に嫌われたくないという心理が強くなる。

④二次元に走る。

 

こういった要因でアニメオタクが増えていると考えられているのです。

 

心理学者の植木理恵はこれについて次のように述べています。

 

アニメの美少女キャラに萌えを感じる『アニオタ』や、同性愛のイケメン・キャラにハマる『腐女子』たちに共通する特徴は、愛する対象がバーチャルで、自分を否定されないことです。特に腐女子は、ボーイズラブを垣間見るだけで、空想の中ですらその恋愛に女性である自分自身は参加していません。自分が恋愛対象から外れている安心感が働いているとも考えられます。

 

思えば…

日本でオタクが急激に増加したのは、3→5%に消費税が引き上げられて以降の『失われた20年』の間でした。

 

そして現在においても、私たちは将来の先行きが見通せない中、不安な毎日を送っています。

今やこの不安は世界規模で広がり、世界でも日本のアニメファンはどんどん増えていっています。

 

これは長い間不況に苦しんだ日本が生んだ奇跡でしょう!

私はこの状況は今後もまだまだ拡大すると見ています。

(ポジショントーク失礼しました。)

 

反脆弱性を備える企業を見分けるには、次のことをチェックしてみるといいでしょう。

 

①ライバル企業より優位性はあるか?

②一度のトラブルで吹き飛ぶ恐れはないか?

③インフレに強いか?

④政府が介入してこないか?

⑤借金は少ないか?

⑥成長に巨額の資金が必要にならないか?

⑦何度か危機を乗り越えた実績があるか?

 

以上、全てクリアならその会社はかなり反脆いと言えるでしょう!

 

f:id:mixar:20201209012830p:plain

結論

私たち投資家が市場で勝ち続けるためには、反脆いポートフォリオを組成する必要があります。

 

失敗しても破滅しなくて済み、期待利益は無限大になるような投資です。

 

パレードの法則を投資に当てはめると、ポートフォリオの成長は、全体の20%の利益によりもたらされます。

つまり、私たちには20%以上のリスクをとる必要は無いのです!

 

パレードの法則はポートフォリオ編成だけでなく、投資活動全般にも応用できます。

 

投資するタイミングは、市場の値動き全体の80%は無視してしてしまった方がよく、銘柄の80%は調べる価値すらないのです。

(実際には99%は不要)

 

まだ…投資を始めて間もない方はこの戦略の重要性は、なかなか理解できないかもしれません。

しかし、遅かれ早かれ、必ずこの考え方が必要になってくるものと思います。

ぜひ、損していない今のうちに、自身の投資を見直していただけたらなと思います。

 

最後に…

 

バーベル戦略は私の凝り固まった常識や日常の不安を180度変えてくれました。

 

私はずっと、社畜である自分が嫌いでした…

なにかビジネスを起こして、経営者として格好いい人間になりたいとずっと思っているのに、なにがやりたいのか全くわからないのです。

 

人間は現状を維持しようとする生き物です。

ネットでは、このバイアスを克服して、積極的に環境を変えていきましょう!という呼びかけが目立ちます。

 

でも、『人間が現状を維持しようとするのは、現状が安全な状態であるからに他ならず、その場合、現状を無理に変える必要はない』とナシーム・タレブは言います。

 

私たちは『サラリーマン』でよかったのです!

 

会社員という過剰保証の環境に身を置きつつ、小さなリスクをたくさん取っていれば、『損失は限定的、利益は無限大!』いつかきっと成功して夢の大金持ちになれると信じています!

 

アメリカの哲学者であるラルフ・ワルド・エマーソンはこんな言葉を遺しています。

 

偉大な人間とは、社会の中にいながらも自立した考え方を保ち続けることができる人である。

 

焦らず、今できることをやりましょう!

 

以上です。

投資家の皆様の健闘を祈ります!

(`・ω・´)ゞ

※投資は完全自己責任でやりましょう!

 

f:id:mixar:20201209020108p:plain

まとめ

●反脆さは耐久力や頑健さを超越し、衝撃をも糧にする。

●中間の部分には手を加えず、両極端の要素を組み合わせる二重戦略ならどんなものでもバーベル戦略になりうる。

●株式投資のリターンは全体を構成する一部から発生する。最小限の有限リスクで無限の利益を傍受しよう!

●バーベル戦略は『生存のための保険』であり、これは選択肢ではなく必須事項。

●車を早く走らせると、事故するリスクも高くなる。ゆっくりでも確実に前に進むことが、実は一番の成功への近道なのではないだろうか。

参考

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質 

Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

図解 使える心理学大全 

史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

マンガーの投資術 

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

www.mixa.biz

www.mixa.biz

 

Better site: ProxyBot webproxy https://proxybot.cc/b?q=21118oXQk8jXESuinF7SMNMNStMSNpStMNNNN