正月気分も終わり… (追記あり)

正月気分も終了、今週月曜日から通常の業務等がスタートしたようで、健保組合、社会保険事務所、会計士などから業務連絡メールが届き始めています。

2020年3月以降毎日休日のくせに、年末・年始はそれなりにバカンス気分で、夜更かし・朝寝坊していました。

そんな私も「リズムを修正しよう」と、月曜日から少しずつ早く起きるよう努め、ようやく今日正常化に成功。笑

 

去年の1月・2月は仕事もしましたが、パリにダ・ヴィンチ展を観に行ったり、ゲントでヤン・ファン・エイク展を鑑賞したりしたんだったなあ、と思い出し、あっという間に過ぎていった2020年だったけど、なんだかそういうお出かけは、もうずーっと前だった感じがします。

いかにコロナ禍に日々のリズムを支配されちゃってるか、ということでしょうか。

 

今週は政府からの12月分の援助金も振り込まれていました。

10・11・12月分は倍額でしたよ。ありがたいことです。

少なくとも3月までは援助金が出る様子。額は変わりそうですが。

 

去年申告した一昨年の税金について、去年の暮れには書類が届き驚きました。

普通だったら申告した翌年の3月くらいなんですけどね。

だから還付金が届くのも今年はいつもより早い。

(もともと自分のお金だけど、なんだか儲かった気がして、毎年嬉しい気分になります。笑)

うわあ、速い!と驚いていたらば、知り合いから「固定資産税についてもすごく早く届いたらしいよ」と聞き、コロナ禍でものすごい出費だから急いで徴収してるのかな、と思ってしまった。

そしたら数日前の新聞に、すでに追徴金がかなりの額納められているような記事が出ていました。

即刻払わないといけないけど、それが難しい場合は、期限までに1ユーロ(!)納めたら残りは3月まで待つ、と書いてあったような気がする。

 

 

今日午後14時から、今年最初の政府のコロナ対策会議が開かれます。

ビデオ会議だそうです。

少しずつ数値は減少しているものの、目標の「新規感染800人、新規入院75人」にはまだ及ばないので、対策が緩められることはないと思われます。

 

それでも、ワクチン接種も高齢者のホームから始まり、今のような状況が治まった後の話もボチボチ出るようになっていて、少しずつとはいえ前進はしてるのかな。

ホームの入所者は9割は接種しているようですが、そこで働く介護士の人たちにはまだ抵抗感が大きく、ワクチン接種を受け入れている人は4割くらいだそうです。

 

 

6日の米国ワシントンの騒ぎ、ひどいものでしたねえ…。

時差があるので、その日の夕方のニュースでは、集まったトランピストの前での往生際の悪いトランプのディスクールを見せていただけでしたが、その後どんどん劣化していく様子をTwitterで見て驚いてしまいました。

今回ばかりは米国人を気の毒に感じました。

なんでも1秒で400ツィートというスピードで、みんながアップしていたらしいです。

翌日はこちらのニュースでは朝も昼も夜も、特別枠を設けて報じられました。

 

昨日7日のCEPのコンフェランスはもともとトランプのポピュリズムがテーマだったんですが、6日の騒ぎの影響で、視聴した人の数が通常の1.5倍もいたようです。

 

話の内容自体は、私にとって特に新しいものではありませんでしたが、質疑応答も今回はいつもより活発で、「我々のシステムはあそこまで劣化することを防ぐことができるものとなっているのか」と訊ねる人もいました。

そりゃシステムじゃ防ぎきれないでしょ、と私は心で返事しちゃいましたよ。笑

講師の人も「EU内でも同じ問題は抱えている」と、最も顕著な例として、ハンガリーのオルバンの話をしました。

 

結局のところ「ひとりひとり」にかかってますよね。

自分の価値観と理想を持つこと・持てること、そしてそういう社会であること。

 

 

 

ということで、いつものようにリンクをいくつか貼っておこう。

 

1月1日から変化することのひとつ、本・雑誌の値段のはなし。

これまでフランスの本や雑誌はベルギーでは少し高かったんです。

それが今年から同じ料金になった。

これってもともとフランスフランをベルギーフランに変換する際の差を考慮したシステムだったんだそうで、ユーロに統一されてからは無意味なものとなっていたんです。

もともと12%だったのが段階的に減らされ、ついに0%に!

www.lecho.be

 

デヴィド・ボウイが亡くなってもう5年なんですね、最近またボウイ関係のビデオをあちこちで見かけます。

亡くなった翌年に彼のコレクションがオークションにかけられ、アントワープのお金持ちさんがゲットしたという彼の美術品のコレクションとしては初期のもの、ティントレットの聖カトリーヌ。

その年の7月からルーベンスハウスに展示されています。

しょっちゅう行って観てたのに、今となってはなんだかすごく遠く懐かしいわあ…。泣

ルーベンスより前の人ですが、イタリアでルーベンスもアントーン・ヴァン・ダイクもこの作品を模写したらしい。

ボウイ没後5年の記念に貼っておく。

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pers.rubenshuis.be

 

 

フランスの俳優、ギヨーム・カネ Guillaume Canet(マリオン・コティヤールのパートナー)がFBにアップしていたフォト。

この俳優さんも超ハンサムってことはないけど、私は大好き。

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しくこくハンサム基準の話ですが、先日視聴したベルモンドについてのドキュメンタリーで、ゴダールの作品でベルモンドと共演したアンナ・カリーナに「ジャン=ポール、どう?」とインタビューしてる場面があって、彼女が「すごくハンサムってことはないけど、悪くないわ」と笑いながら答えていました。

素顔のアンナ・カリーナって、ソフィ・マルソーとよく似てるのね、と思ってしまった。

 

 

 

おっと、このニュース、昨日読んでびっくりしたのに貼り忘れてたので追記。

米国南北戦争の最後のベテラン未亡人が亡くなった、という話。

南北戦争ですよ、すごくないですか?

なんでも1936年、ベテラン James Bolin さん(そのとき96歳で3年後亡くなった)17歳だった Helen Viola Jacksonさんの生活を保障してあげようと結婚したんだそう。

そのヴィオラさん、先月101歳で亡くなったそうです。

亡くなったジェイムズさん夫人ということで、ベテラン年金をもらう権利があったんだけど、その申請はしたことなかったそうです。

彼女のお父さんが、彼女が学校から戻ったあとにジェイムズさんちにお食事のお世話に通わせていたのだそう。

www.rtbf.be

 

 

2021年に突入(追記あり)

2021年に入りました。

昨日元日も普通の日々と変わらず過ごしたことでした。

実は少し、断食でもしようか、なんて思ったんですけどね。笑

 

というのも、昔々、たぶん10代の頃見た昭和の家庭ドラマで、そのファミリーのお父さんが毎年元日は断食するというシーンがあって、「へええ」と思ったのを今でも覚えていて、お正月の度に思い出してしまう。

なんというドラマだったか、誰が出演するのか、どんなお話だったか、そういうことは全部忘れているんだけど、それだけは覚えているんです。

そのお父さん役は船越英二だったような気がするが…曖昧。

餓死した戦友のことを思って…という理由だったような気がするけど、これも曖昧。

 

でも、冷蔵庫にある食材をムダにはできないという貧乏性と、お腹が空いてくると断食どころじゃないという卑しさゆえに、結局実行できませんでしたわ。

 

 

2020年はコロナで閉じ、2021年もコロナで明けましたね。

コロナで暮れないことを祈ります。

 

 

コロナ禍でレストランは閉まっているし、結婚式のようなセレモニーやパーティーもできないというんでシャンパンが安い、とニュースで言っていたのは11月末くらいだっけ。

おお、そうか、と、翌日買い物に出たときに、シャンパンでも買っちゃおうか、と思ったのですが、やはり安くても高い、そういうわけで同様に安くなっていたカヴァを購入して帰宅。

 

でもクリスマスが近づいたころ、誕生日も近いし、と買っちゃいましたよ、シャンパン。

とはいえ、買うどころか買おうと思ったこともないので、もともとの値段を知らない。

そういうわけで、ホントに安く買えたのかは不明のままなのである…。

 

 

クリスマスには子供たちが食事を作って届けてくれました。

コロナで誕生日祝いのパーティーどころじゃないから、何でも落ち着いてから、みんな一緒にまとめてパーッといこうぜ、ということで話がまとまっていたので。

そのとき赤ワインとアルザスのクレモンも持ってきてくれました。

 

 

クリスマスにはカヴァを独りで空け、元日は、断食どころか、Clémant d'Alsaceを独りで空け、おいしゅうございました。

シャンパンはまたの機会に空けることにします。

 

 

 

年末に読んで、へええ、と思った記事。

natgeo.nikkeibp.co.jp

統一し共有することで正しく情報を伝え合うって、そもそもカンタンじゃないんですよね。

メートル法ひとつとっても、革命の思想であったユニヴァーサリズムが背景にあるというのも興味深いし。
この革命時のユニヴァーサリズムと人権という発想、人が勝ち取ったもののうち、最も尊いのではないだろうか。
 
 
秋からちょいと聴講したブリュッセル自由大学の比較芸術史の授業で「へえええ」と思ったことのひとつが、17世紀、ルイ14世の時代に記されたテキストが、ものすごく稀に「今はこんな意味では使われないよね」という単語はあるものの、21世紀の今のフランス語と同じように普通に読めるということでありました。
長女クンにそれを言ったら、「アカデミーフランセーズがあって統一されてたからね」との返答。
なるほど、と思ったことを思い出しました。
 
 
「言葉」ってのが、2020年における自分自身のテーマでありましたが、2021年のテーマでもあります。
一見共有されているとみえて、実は言葉の意味を共有していないことって多いですよね。
 
 
 
晦日に読んだこの記事もおもしろかった。
 

natgeo.nikkeibp.co.jp

私はアニメが大好きなんで、Netflixでもアニメばかり観てるんですが、そのうちFateシリーズも大好きでした。

この手のアニメに出てくる暗殺集団アサシン。

フランス語で殺人者のことをAssassinアササンというんで、そこから来てる名前かな、と勝手に思っていたらば、逆なんですね、もともとアサシンという暗殺教団があって、そっちの方が言葉としてはうんと早い。

うちにある仏語歴史辞典で調べてみると、ヨーロッパではダンテが14世紀初めにアッセシーノと記したのが最初で、仏語にはイタリア語から来てる、最初に使われたのは16世紀に入ってからだと。

この言葉、この記事に書かれてる「ハシシを吸う人」というのが語源だという以前の考えは既に専門家に批判されていて、警備する人を意味するアラブ語のアッサ、複数だとアッサシンが語源、という考え方に取って代わられたそうです。

 

 
去年読んだ日本語の論考で一番おもしろいと思ったのが、岩波の世界8月号から11月号まで4回に渡って連載された吉見俊哉氏の「ポストコロナの大学論」でした。
いろんな人に薦めたい論考です。
このうち3回目と4回目を知り合いがシェアしてくれたんで、私が読むことができたのはこの2回だけなのですが。
この学者さん、私が知っている日本の今の学者さんの中で、一番好きかも。
 
 
 
とまあ、例によって自分の備忘のためだけのテンテンバラバラな記事でございますが、どうぞ皆さん、本年もよろしくお願いいたします。
 
よい年にしたいですね!
 
 
あ、元日にFB上で観たarteのビデオも貼っておこう。 

www.facebook.com ヌーヴェルバーグの代表作として、ゴダールの「勝手にしやがれ」についてのカンタンな解説でありますが、id:yonnbabaさん、ここではっきりベルモンドのことを(ジーン・セバーグのことも!)「それまでの美の基準にあてはまらない」って言ってます!笑

なんのこと?と思われた方もおられるかも、ですが、しばらく前によんばばさんのブログでフランス人のハンサム基準が話題になったのであります。

 

 追記・今ニュースで知ったのだけど、今年でダンテ没後700年ということで、ウフィツィ美術館のサイトでオンラインエグジビションだそう。

www.uffizi.it

クリスマスの朝

クリスマスです。

誕生日でもあります。

自然の定めとはいえ、毎年ひとつずつ重ねてきた自分の年齢にもビックリでございます。笑

 

昨夜Netflixでアニメを見ながら夜更かししてたら、なんと、朝起きたのが9時でありました。

きゃあ、と思って窓の外を見ると飛行機雲!

うわあ、まるで流れ星みたいだ…、と思い、そうだフォトを!とモタモタしているうちにどんどん低くなって、なんとか建物の陰に入らないギリギリのところでやっと1枚。

 

誕生日って、自分にとっては元旦みたいなもの。

気持ち新たに、死ぬまで楽しく生きていこうっと、と思うのである。笑

 

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今月末には象徴としてのワクチン接種

暗い、天気が悪いのでよけい暗い。

一番日が短いときですもんね。

来年、サマータイムをなくす際は、私としてはやはり針は1時間戻して欲しいです。

朝10時を待たないと明るくなり始めないなんて、もうその日は何もする気になれない、ってことになりそう…。

 

 

イギリスでより感染しやすく変異したというコロナウィルスが確認されたことで、イギリスと大陸の行き来が制限されタイヘンなことになってます。

この変異したウィルスにも、ワクチンは有効らしいですが。

 

ワクチンといえば、EUコミッションが12月27日からOKとゴーサインを出したことで、ベルギーも1万本(って表現でいいのかな?)5000人分のファイザーのワクチンをゲットしたそうで、来年1月からのプログラムに先立ち、今月末には〈象徴として〉のワクチン接種が、ブリュッセルフランダース、ワロニアの、高齢者のホームでスタートです。

www.rtbf.be

ファイザーのワクチン、ベルギーで生産されています。

だからって、その町の人が優先的に、なんてことはもちろんありませんけどね。

下に貼ったリンクの記事、

>英国ボリス・ジョンソンツイッターでNHS(国民保健サービス)とワクチン開発に携わった科学者たちに謝意を述べたところ、ベルギーのアレクサンダー・ドゥクロー首相は「欧州産ですよ」と、ツッコミをいれた。

ってところが「いいな」と思っちゃった。

www.aoitori.be

 

 

昨日またBeModern展を観に、美術館に行ってきました。

いくつか確かめたいこともあったので。

 

前回の記事にクレーの作品はガーゼに石膏を塗った上に油、と書きましたが、今回確かめたら油でなくて水彩でした。

クレーは1935年頃、皮膚硬化症で苦しんだそうなので、この作品っていつものかな、と思ったんです。

作品左下に小さく1917年と記してあるのを確かめてきました。

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王立美術館のホールです。

このスペースの左に入ったところに、広々としたカフェがあって、けっこうおいしい料理も食べられるんですが、コロナのせいでそういうオタノシミもなし。

美術館はチケットがあれば、その日は開いている時間中出入り自由。

だから外でお茶やお食事を取ってまた戻ってくることもできますが、このカフェで休憩を取りながら一日中過ごすことも可。

値段もデモクラティックですし。(ミュージアムによっては、すごい料金だったりしますが、ここではそんなショック味わうことはない ← ポンピドゥーセンターで驚かされた経験より 笑)

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このホールの右側に、特設展、世紀末ミュージアムマグリットミュージアムへ降りていくエスカレーターがあります。

そのエスカレーターへ向かう方においてある、コンスタンタン・ムーニエの作品。

何回観ても、美しくも哀しいなあ、と思う。

ピエタ像みたいですが、炭坑の事故で亡くなった息子とその母です。

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この作家について、日本語のWikiに少し記述があったので貼っておこう。

ja.wikipedia.org

世紀末のセクションに行くと、この方の作品が彫刻・絵画いくつか観られます。

たとえば、これ。

鉄工所の労働者、口を半開きにして休んでる。

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ギリシャ彫刻のような均整のとれたものが美しいものとされてきたのが、この時代になると変化するんですねえ。

時代と美の関係、非常に興味深い。

 

うちから徒歩で10分くらいのところに、この作家が最後に住んだ家・アトリエだった建物が残っていて、王立美術館の所有するムーニエ・ミュージアムになってます。

入場無料。

そこは美術館の守衛さんがひとりで見学者を迎えてくれるんですが、この方、ご本人も絵を描く方、しかもムーニエが大好き。

興味を示すと、ほんとにいろんなことを教えてくださいます。

ムーニエの作品、労働者をとても美しく描いたので、旧共産国ではすごく有名なんだよ、ということも教えてもらいました。

私は守衛さん自身の絵も見せてもらいました。

色鮮やかな抽象画で、上手だな、と思いました。

もちろんこれは展示されてませんが。

 

 

B Modern展の会場内。

ガラガラですが、もうバカンスに入ったので、これでも前回よりは人が多かったわ。

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やはりコブラのメンバー、クリスチアン・ドートルモンの作品。

エクリチュールにけっこうこだわった人だったと思う。

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前回、ウーゴ・クラウスもコブラの運動にかかわったと書きました。

前回貼り付けたクラウスの作品は、美術館が最近購入したものだと読んで確認してきました。

 

オスカー・ココシュカの作品。

イニシャルがOKってのがおもしろいな、なんておバカなことを前回思ったんだけど、今回はフォト撮ってきちゃった。

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クリスマスも明後日。

ビュッシュが食べたいかも。

ビュッシュを思うと、ブルターニュフィニステールに家族で旅した時のことを思い出してしまう。

ちょうどクリスマスの頃で、借りた家の大家さんが「ビュッシュを届けるね」と言ってくださった。

うわあ、嬉しいな、クリスマスだからケーキをサービスしてくれるんだ!と喜んだら、ほんとにビュッシュ(暖炉にくべる薪)だったのである。

 

ちっちゃいのでわかりにくいですが、このフォト、その時の家のすぐそばにあった木です。

実はこの木が生えた土台は、このあたりの人が昔共同で使っていたパンを焼くカマドです。

これもとても美しかったなあ…。

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ヴィクトール・ヴァザルリィ

ベルギーは冬のヴァカンスに突入しました。

昨日空港から旅立った人は、例年の6分の1だったそうです。

 

昨日更新したばかりだけど、美術館で撮ったフォトを一つアップし忘れたのでまた更新。

 

ヴィクトール・ヴァザルリの作品。

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ヴィクトール・ヴァザルリィは、私が勝手に親しみを感じているアーティストなので。

 

2年か3年くらい前に、友達とエクサンプロヴァンスに行ったとき、郊外にあるヴァザルリィ財団を訪ねました。

www.fondationvasarely.org

そこで仕事をしている女性と話してみると、彼女はアントワープ出身のベルギー人。

館内をまわる際に使う説明文、日本語版はA4の紙1枚の超簡略なものしかなく、完全なものの日本語訳をやってもらえない?と、ベルギー人同士というので気安さを感じたのか、頼まれたのです。

報酬として、ヴァザルリィの作品「ゼブラ」のポジとネガをあげるから、とのこと。

自分がやった仕事がそういう場所で生きるなら嬉しいよね、と思って引き受けました。

 

後で送ってきた仏語の完全版は、そこで見たよりさらに改訂されたもので、簡単ではありませんでしたが、訳するにはいろいろ調べて勉強もするし、結果的におもしろい作業でした。

 

このアーティスト、もし生きていたら、今のテクノロジーを最大限使って、きっとまたおもしろい試みをしたでしょうね。

 

その後訪ねていないので、はたして私のやった訳の日本語完全版が使われているのか、確かめていないのでわかりません。

もしどなたか日本の方がここを訪ねられたら見てきて欲しいものです。

って、また自分で行ってくればいいんだけど。

 

 

もらったゼブラのポジとネガです。

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ちょっと飾った位置が高すぎたな、と後で悔やんだのであるが…。

 

久々の美術館 

クリスマスまであと1週間ですね。

まだまだあと数日は日が短くなり、クリママス頃から少しずつ明るくなります。

暗いけど全然寒くない。

天気予報でも、今年のクリスマスは例年より5℃は暖かい、と言ってました。

 

 

昨日今日コロナ禍対策についてまた政府の話し合いが行われましたますが、対策を緩めることはありません、とのこと。

数値次第で必要とあればいつでも会議は招集され、もっと厳しい対策が取られる可能性もある、朝のラジオのニュースでそう言ってました。

www.rtbf.be

 

とにかく今のところディスタンスを取る以外に方法がありませんしね。

経済的痛手をなるべく少なく抑えるためには、とにかく人と人との間の距離を取って、更なる感染の増加を避ける、しかない。

 

スウェーデンが独自の方法を取っていましたが、ここにきてずいぶんタイヘンな状況になっているようです。

冬は夏のようにはいかない、ってことなのかな。

 

日本のニュースやTwitterのカキコを見ると、「スウェーデンの集団免疫を目指す方法は失敗した」といったものがありますが、スウェーデンは最初から集団免疫のために方法を定めたわけじゃないです。

経済と医療と両面を考え、持続可能な対策を取ろう、ということでした。

そして市民もそれに納得していたと思います。

 

なんといってもまだ私たちはコロナ禍の真っただ中にいるわけで、いろんな評価をするのには早すぎると思います。

現時点で大切なのは、国のトップが方針と対策をしっかり説明し、市民が理解したうえで行動することでしょう。

それと、なんとか生き抜いて、生じた問題を時間をかけて解決すること、だと思います。

 

年齢によってもこの対策の精神的負担は異なりますよね。

高齢の方たちは孤独がすごく辛いし、若者は何かをやりたいと思ってもできない、いつまでこの状況が続くのか先が見えないのが辛い、なんといっても時間の流れの感じ方が異なりますし…。

 

鬱状態になり精神科を訪れる人もものすごく増えたそうです。

 

とにかく感染を抑えないことには前に進めませんから、政府としては厳しい対策を取るしかないでしょうが、それと並行して個別の問題に対処していくしかないでしょう。

どっちを取るか、みたいな、選択の問題ではないと思います。

どっちも重要だから。

 

 

昨日本当に久しぶりに美術館に行ってきましたが、その前に、前回の記事に大間違いを記したので気になってます。

後でちょいと訂正もしたのだけど、ここにも書いておきます。

 

シャルルドゥロレーヌの話。

「30年戦争の頃、ブリュッセルで優雅な暮らしをしていた」みたいなことを書いちゃったんですが、後でつらつら考えてみると、30年戦争って言ったらルーベンスの時代、シャルルドゥロレーヌはフランス革命の少し前の人なんで、100年以上経ってるじゃん、と気づいたのであります。

「よそがタイヘンだった頃、そこから距離をとりブリュッセルで優雅にしていた」ってのは間違いないはず、彼の宮殿を訪ねた際にガイドの人からそういう説明を受けたのを覚えているんで。

なんでタイヘンな時期だったんだろう? うううう…、思い出せない…。悲しい…。

7年戦争か?

ちょっと調べないと…。

 

 

 

というわけで美術館。

ずっと観たかったエクスポジション≪B Modern≫とビル・ヴィオラインスタレーション、ようやく観ることができました。

 

先日美術館の人が教えてくれたとおり、友の会のカードですいすいとどこもフリーパス。

 

館内のトイレマークが消えていたんで「トイレに行けないのか!」と驚きましたが、トイレマークがあるといつもそこに人が集まっちゃうから、係の人に聞く、という行為を促すために消したんだそうです。

トイレ内の消毒も、そこへ行った人を把握することでしやすいから、とのこと。

 

ショップにも行ってみました。

今どきのミュージアムショップって、すごく楽しいですもんね。

毎年カレンダーとアジェンダ(いつも持ち歩くアジェンダスマホ使えば済むんでしょうが、紙のものが好き)は美術館でお気に入りのものを探すんですが、今年は美術館に行けなさそうと思い、2021年のものはもう自分で作っちゃっていて結構気に入ってます。

でももっと気に入るものがあれば、それに美術館オリジナルのマスクがあるかも、なんて思ったんですけどね、新しいものは全く入れていない様子で、期待したものには巡り合えず残念でありました。

 

 

B Modern ですが、すごい作品がいっぱいで、ほんとにこういう所蔵品を展示するための近代美術館がないってもったいなさすぎるなあ、と再確認。

 

近代以降の作品って、観て「お、これいいじゃん」と思うと、自分にもできそうな気がしてやってみたくなる、ってところが好きです。笑

 

 

ウーゴ・クラウスの作品。

今回観たうち、一番好きだったかも。

それに小説家としてしか認識していなかったので、こういう作品を残していたとは!と驚いてしまいました。

全然知らなかった。

コブラのムーヴメントの最終期に関わっていたのも初めて知りました。

もっとこの人の作品が観たいと思いました。

(この人、日本で知っている人はあまりいないかも。エマニュエル夫人を演じたシルヴィア・クリステルと10年ほど生活を共にした人です。)

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パウル・クレーのちっちゃな作品。

ガーゼに石膏を塗ってその上に水彩。

これなんて、私でもできるかも作品(本当にできるかどうかは別の話です!)の代表作かと…。笑

(追記・今知ったけど、今日はクレーの誕生日!141年前の今日誕生したと。)

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詩人と題された立体。

シャルル・ルプロ―という仏人の作品。

「たまご」と題した詩を書いたJean Teugelsという詩人へのオマージュ。

暗くてよく見えませんね。ごめんなさい。

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ネット上から拝借した方がよいかも。これ ↓ です。

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ヘンリー・ムーアのエスキース

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デュシャンの作品。

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ビル・ヴィオラのビデオアート。

 

ふたつ額の中、ずっと向こうに小さな点があって、それが少しずつ近づいてくると、だんだん人の姿になり、それぞれ男女がひとりずつ額を超えてやってきます。

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そして服を脱いで水を儀式のように浴びる。全部で1時間くらいの作品。

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お気軽にすいすいだったので、もっと頻繁に訪ねようと思いました。

またいつ閉館ってことになるやもしれませんしね。

また来るわよーん、美術館さん!

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10日経ったので…

前回ブログの更新をしてから10日経ったんで、へええっと思ったことなどいくつかを備忘のために記しておこう。

 

2020年もあと2週間を残すのみとなりましたね。

ここんとこちっとも寒くない日が続いています。

今日なんてお日さまもいるんで、窓を開けちゃっても全然平気です。

 

こちらでのCovid-19第2波、減少し始めていたのに、しばらく前から減らなくなりました。

ICUの患者数と死者は減っているんですけどね。

そんな中、ロックダウンパーティと称して集まって騒ぐ人がポリスのコントロールを受けたりもしました。

それでもっと厳しくというんで罰金もアップ。(参加者250ユーロ→750ユーロ、主催者750ユーロ→4000ユーロ)

 

 

昨日は用事をいくつか済ませるために、久々に旧市街に。

 

日中なので美しさは今一つでありますが、フォトなど。

 

グランプラス。

ツリーの向こうに見えるのは、ビール醸造者のギルドハウス。

上に乗っかってるのはマリアテレジアの義弟、シャルルドゥロレーヌです。

30年戦争 (←後で考えたら、30年戦争じゃない。でも大変だった時代にブリュッセルでゆったりしてたのは確か。なんだったっけ…。忘れちゃった。)ガタガタしていた時代、この方ブリュッセルで優雅に暮らしてたらしい。

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ギャレリー・サンチュベール。

独立したばかりのベルギーで、近隣諸国に誇れるものを、というんで作ったアーケードです。

アーケード自体はすでにパリなどで作られていたので、世界一古いわけではありませんが、天井がうんと高くてガラス張りで明るい、となると世界一古いかも。

1847年に作られたものです。

ちょうどマルクスエンゲルスブリュッセルで亡命生活を送っていた頃。

彼らがよく集まったカフェなども残っています。

ヴィクトール・ユーゴーの愛人ジュリエット・ドゥルエが暮らした建物もある。

他にもエピソードがいろいろで、話し出すとキリがないくらい。

今はクリスマスシーズンでORIGAMIと称するデコレーションがされています。

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ところで、イギリスとEUの間の交渉、なんだかんだでちっとも進まないようですねえ。

先日ボリス・ジョンソンブリュッセルに来てましたけどね。

やはり漁業に携わる人たちへの影響は大きいみたい。

若い漁師さんが「転職しないといけない」と言ってました。

1666年の文書、役に立たないのかな。

 

shohoji.hatenablog.com

 

 

 

選択的夫婦別姓について、しばらく前からネット上で、その記載について(法律ではなく単に記載について)なんだかんだと話が進まない、みたいなニュースを見かけましたが、今朝Twitterで、今回の政府の基本計画から「選択的夫婦別姓」という文言自体が消えた、と知りました。

フーン、という感じ。

 

ベルギーでは建国以来夫婦別姓だと、友人のジャーナリストが言ってました。

私もだからずっとショウホウジさんです。

ちょっとこの機会に調べてみたら ↓ 、子どもの苗字も父親のだろうと母親のだろうと親代わりの人のものだろうと、その全部だろうと好きに選べるって書いてある。

複数の苗字を選んだ場合、その順番も好きな方法でいいらしい。
特に順番にこだわらない場合はアルファベット順だそう。
 
うちの子供たちの時は自動的に父親のものだったんですが、2014年に自由になったみたい。
ちなみに3女のとこのレオくんのママはシングルマザーで、彼の苗字はママのもの。
 
結婚は両名の苗字に影響なし、と書いてあります。
 
 
 
先週のビデオニュースドットコムのマル激は自殺の話でした。
人口当たりの自殺者は、日本よりもベルギーの方が高いのを知り驚いてしまった。
子どもの自殺は日本より少ないはずですが…。
それと、ウェルテル効果ってのは知ってましたが、パパゲーノ効果ってのを初めて知り、へえ…、と思っちゃった。
 

 

 

私はグランプラスのあたりに出かけたときは、王立美術館の前からトラムに乗って帰宅します。

ミュージアムは12月に入ってから開いているんですが、王立美術館の場合、私のように友の会メンバー(入場無料)の予約がオンライン上でできないんで、行き当たりばったりでスペースがあれば入れる、って感じ?というのが気になって、それでなかなか行けないでいました。

昨日トラムに乗りこむ前にその点質問したら、「友の会のメンバーなら予約なしで何時でも入れるのよ」とのこと。

同時にいっぱいメンバーが来ちゃったら(ま、そういうことはないでしょうが)どうするのかなあ、いいかげんだなあ、なんてちょっと思いつつも、めでたい。

 

今日はうちで済ませたいことがいくつかあったんで行けなかったけど、明日久々に王立美術館を訪ねることにします。

 

6月末にブルージュの美術館を訪ねて以来だわ。

嬉しいな。

 

 

 

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